2008年7月1日
管制塔
◆六月に入ったばかりの日曜日、ある寿司屋で鯨を食べた。チェーン店の1つで、敷居の高い店ではないけれど、メニューの裏で鯨を仕入れていることを知っていたので、日曜の昼間にふらりと入って一皿握ってもらうことがあった。この日もいつものように握ってもらうと、一番値の張る皿に大きな“尾の身”が乗って出た。口に放り込むと、これがとろけるような脂の乗り方で、霜降りの間から動物性の活きた旨みが舌の上に染み出して広が...
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