貨物便縮小の航各社　旅客便ベリー積極活用　コスト削減、輸送確保　コスト高の欧州で切り替え

　昨秋来の不況で、貨物便と旅客便の両方を運航する航空会社が、貨物輸送で旅客便ベリーの積極活用を進める姿が目立っている。単価下落の要因となった貨物便の運航規模を縮小し、広胴機のベリースペースを有効活用することで、コスト削減とともに輸送力とサービス頻度の維持、収入確保を図るものだ。特に運航コストのかかる欧州線では、貨物便の減便が続く中、減便が比較的少ない成田の旅客便スペース活用に舵を切る動きが顕著だ。...