ＮＣＡ　運賃適正化を推進　４～６月　目標の５～６割　７月更改前に本格交渉　定期貨物便の安定運航めざす

　日本貨物航空（ＮＣＡ）は７月に実勢貨物運賃の適正化を行う。今年度から四半期ごとに適正化を行っているが、第１四半期の妥結額は目標の５割から６割の水準にとどまった。現在、航空貨物市場の回復を背景に臨時便、チャーター便を運航し、収入増につながっている。ただし、運賃レベルは、同社が掲げる11年度での収支均衡や安定的に事業を継続する状況にはいまだ至っていない。同社は運賃適正化を推進し、事業のベースとなる定...