郵政民営化委員会　債務超過に陥る可能性に懸念も

　政府の郵政民営化委員会（田中直毅委員長）は４日、今年度決算で1000億円超の営業赤字の見通しとなった郵便事業会社（日本郵便）がまとめた収支改善策について総務省から報告を受けた。 　監督官庁の同省に厳しさが見られないとの指摘に加え、10年３月末に2269億円だった自己資本が９月末に1676億円と約600億円減少しており、債務超過に陥る可能性についての懸念も出たようだ。また、宅配便事業からの撤退...