首都圏空港機能強化　発着枠配分のあり方も課題に

　【解説】国の首都圏空港機能強化技術検討小委員会は今年6月、発着容量拡大に関する技術的選択肢をとりまとめた。東京オリンピックが開催される2020年までに実現しうる方策として、成田空港は管制機能の高度化や高速離脱誘導路の整備を、羽田空港は既存滑走路の運用改善や飛行経路の見直しを挙げている。増加する発着枠を生かす形で、主に国際線への対応を強化することが想定されるが、成田、羽田両空港の発着枠配分のあり方...