日本航空　運賃値上げ、2～3割目標　事業環境厳しさ変わらず

　日本航空は2016年度のフォワーダーとの日本発の運賃・スペース交渉で、15年度契約運賃（上半期契約も含む）と比べ全体平均で2～3割引き上げる。15年度の契約交渉で全体平均で3割値上げする目標を掲げ、一部で成果を挙げたが、事業環境の厳しさは変わっていないとの認識だ。アジア線では路線によって2～3割にとどまらない大幅な修復を必要とする。また、羽田と近距離アジア路線では横持ちコストの負担も大きく、既に...