英国のEU離脱　欧州航空自由化の分岐点か　航空交渉見直しの可能性も

　英国のEU離脱により、1997年に実現した「EU単一航空市場」が大きな分岐点を迎える。EU加盟国間で人や物の移動性を高めるため、加盟国では80年代後半から「航空市場の自由化」に取り組み、単一航空市場を実現した結果、格安航空会社（LCC）の成長をはじめ、EU域内の航空市場は大きく成長した。また、EUは米国と2007年に航空自由化（オープンスカイ）で合意、08年に発効し、10年には拡大した。貨物便権...