【16年4～12月期決算】日本貨物航空　経常赤字12億円　秋から好転、通期上方修正

　日本貨物航空（NCA）の2016年4～12月期決算は、売上高が前年同期比16.2％減の610億円、経常損益が12億円の赤字（前年同期は21億円の黒字）だった。秋から航空貨物のピーク期を迎え、往航の重量増や復航の好調に加え、円安も追い風となった。継続的なコスト削減に努めるとともに、貨物専用機の固有貨物の集荷強化を図るなど、10～12月は好転したが、上半期の不振を埋めきれなかった。 　4～12月期...