航空長期契約運賃の改定交渉開始
北米線高止まり、EC荷動きは継続

　日本発輸出航空貨物の長期契約運賃（ファイルレート）の4月改定に向けた交渉が本格化する。昨年10月改定では、需給ひっ迫が続く北米線の運賃が、アジア全体の運賃上昇に連動して大幅な値上げで決着。他のアジア発に比べて運賃が低い日本市場の硬直性が続けば、スペース確保が難しくなるという危機感を踏まえた結果だったが、足元でも、アジア全体から北米向けの荷動きは概ね堅調。北米線の運賃を左右する中国発越境eコマース...