【展望台】「24年目の決断」の背景

　フェデラルエクスプレス（フェデックス）が関西国際空港に、北太平洋地区ハブを建設する、と発表した。施設の概要など詳細は本紙の記事に譲るとして、このニュースを耳にして、わが国の航空輸送をめぐる環境が大きく変わってきていることを実感しないわけにはいかない。 　フェデックスが日本乗り入れを開始したのは1988年６月17日。間もなく24周年になるが、乗り入れ当初の機材は、当時の同社の主力機だったＤＣ10...