【展望台】意外に伸びない北米トレード

 　このところ主要トレードの動きを見ていて気にかかることの一つが北米トレードの現状だ。決して悪いというわけではない。ＰＩＥＲＳの統計によれば、１～６月累計では前年同期比1.9％増の約663万ＴＥＵ。ただ上半期の後半はやや失速気味で、第２四半期（４～６月）では0.1％減と６期ぶりの減少だった。一方、米国と言えば先行きに不透明感があるとは言うものの、住宅や雇用などトレードの先行指標それぞれで最近の改善...