2014年2月20日
【熱帯の憂鬱~大人のためのENNUIの香り漂うエッセイ】(35)
■続・母の兄は彫刻家。して、その行状は
ある年の正月に母がワインが回り、ほろ酔い加減で言った。子供の頃に長じて彫刻家となる兄と二人で父の何人かいるお妾さんの、父が提供してるそれぞれの家に時々押し掛けた。仮にその一人を梅子さんとしておこう。マリリンモンローのようだったかは知らぬが、臀部がほどよく発達した肉感的な彼女の家の前で兄に唱和して、何と「おおい~ おおい~ 梅子! 腰振れ! 腰振れ! もっ...
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