2014年5月13日
【熱帯の憂鬱 大人のためのENNUIの香り漂うエッセイ】(56)
続・熱帯の街、
ジャカルタの乗馬倶楽部その2
その後もコーチは何人か変わった。ある若い女性の英国人が来た。ある日のレッスン中のこと。メンバーに向かい「この馬は駄馬。駄馬はいくら調教しても駄馬のまま。射殺してしまえ」とピストルを撃つ真似。あれやこれやで、彼女は首になってしまった。しかし彼女の言うことは正しい。人も一緒。
コーチが途切れたある日、メンバーの一人の中年の英国人がコーチを買って出る...
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