2014年6月3日
【熱帯の憂鬱 大人のためのENNUIの香り漂うエッセイ】(61)<最終回>
■続・Thecoup degrace
母船に戻る。すると、プロのハンターが僕に見ろ! という。そしてまだくるくると目を回している、命のある囀さえずる一羽の小鳥の喉を親指と人指し指を使い、むしりとったのだ。「The coup de grace! これができぬやつはハンターではない。ノナカさんやれ。生まれて初めての狩りで鴨を射落としたのだ。これができれば立派なハンターだ」そして、息のまだある小鳥を...
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