2016年4月5日
【展望台】初心、忘るべからず
2011年3月11日。取材中の記者を津波で亡くし、通信手段が失われても、執念と信念で新聞発行を続けた地方紙がある。ノンフィクション「記者たちは海に向かった」(門田隆将著・角川書店)を読んだ。
当日の記者たちの行動や葛藤が、克明に書かれていた。命を懸けて海岸線に向かい、写真を撮った。余震が続く停電する社内で、ランタンの灯を頼りに紙面を製作した。圧倒的に情報が足りない中、読者である県民に伝えなけ...
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