2016年5月11日
【新軽井沢事情】(最終回)夏の終わり
晩夏はいつも何やら哀愁が漂う。夏の終わり、は虫の鳴き声で感じ取ることができる。夏の盛りに鳴いていたミンミン蝉や油蝉。やがて夕方にはカナカナが鳴き始める。朝、デッキにカナカナが仰向けで転がっている。地上での命が一週間と言われる蝉。力の限り鳴き、ひたすら生き抜く。表に返してやる。指に必死にしがみついたカナカナを庭の木の根元付近に離してやる。命が燃え尽きようとしてるのだが、ジリジリと上へ、上へと登り始...
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