2016年9月16日
【展望台】親父の席には座れない
「ここにはいまだに座れない」。東京港運協会会長を務める東海海運の鶴岡純一社長は今春、社長室の一角を指して言った。その場所は、氏の実父である鶴岡元秀氏が来客時、いつも座っていた席だ。元秀氏は6月13日に90歳で死去し、今月5日に都内で執り行われたお別れの会には、多数の関係者が献花に訪れ、港運業界の発展に尽力した故人をしのんだ。
純一氏は元秀氏から2006年に東海海運の社長、13年には東京港運協...
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