2018年6月1日
【展望台】遠い初夏の記憶
太陽の光が赤みを帯び始め、夕暮れが近づくにつれて、不安という影がじわりと心を覆う。何度尋ねてもバス停はここで間違いないはず。バイクに乗った警察官に問いかけてみても「問題ない」と丁寧な反応。ただ、肝心のバスはやって来ない。
首都から飛行機で数時間。非常事態宣言、夜間外出禁止令が出されていた、赤道にもそれなりに近い、とある国の地方都市を個人的な急用で訪れた。
往路。地方都市から目的地がある町...
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