2019年1月24日
【展望台】雌雄で決するものは何か
司馬遷による歴史書「史記」(項羽本紀)に言葉の由来があると知った。秦王朝滅亡後、覇権をめぐり、西楚の覇王・項羽と漢王・劉邦による楚漢戦争が繰り広げられた。「項王、漢王に謂ひて曰く、天下匈匈たること数歳なる者は、徒だ吾が両人を持ってのみ。願わくば漢王と挑戦して、雌雄を決せん」。長年の戦いに辟易した項羽が、一騎打ちによる決着を望んで放った言葉に「雌雄を決する」があったという。
この力強い表現を、...
新規会員登録の方はこちら
- ・新規会員登録はこちらからお進みください。
- ・フリートライアルの申込みもこちらから。