2022年3月3日
【展望台】欧州向け、漂う手詰まり感
ともかく早く終わってほしい――。航空フォワーダーの仕入れ担当は失望感をにじませながら、こうぼやいた。
ウクライナ情勢をめぐる領空閉鎖や飛行禁止措置から、日本・欧州間の航空貨物スペースが大幅に縮小している。1日の国土交通大臣の会見によると約20便の運航停止があったもよう。航空会社は禁止区域を回避するルート構築や運航ダイヤの変更を急ぐが、それによりスケジュールも不安定となっている。
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