【展望台】あの時、助けてくれたこと

　弱小ホッケー部は、ピンチを迎えた。大学4年の秋のことだ。当時所属していたフィールドホッケー部は、弱小かつ部員も少なく、選手交代を行わなかったとしても試合出場にはメンバーが3人足りないという状況だった。しかし、その状況でも大学時代最後のリーグにどんな形であれ参加したいと考えた。 　出場するということは、いくら記録に残らない「オープン参加」だとしても、毎試合、残りメンバーを少なくとも3人は確保...