液晶パネルや太陽電池追い風　ガラス用原料の珪砂輸入増加　バルカー輸送、港勢拡大へ　豊田通商シェア４割に

　国内での薄型テレビ用パネルや太陽電池生産の拡大に伴い、これらガラス用の原料となる珪砂（シリカサンド）の輸入量が確実に増加する見通しだ。国内港にとってはバルカー輸送による貨物の港勢拡大の押し上げ要因となる。 　豊田通商は、輸入シリカサンドの取り扱い国内２位のトウチュウ（愛知県知多郡）と共同で、液晶パネルや太陽光発電用ガラス分野に進出するなど、珪砂事業を強化する。豊田通商は、トウチュウに６％を出資...