【物流セキュリティーの行方（19）】国際ロジスティクス・アドバイザー平田義章　フォワーダー、相互承認の対象外

　アメリカのC―TPATとEUのAEOの相互承認は世界の主流といえる。その現状と日本のAEOの相互承認をみると、フォワーダーや通関業者などサービス企業にとっては看過できない事実が浮かんでくる。 　アメリカとEUの間で相互承認が締結されたのは2012年5月4日。主な項目を表1に抽出した。 　民間企業にとって、アメリカとEU間の相互承認のベネフィットは、共通のセキュリティー要件のもとで実地調査が軽...