【年頭あいさつ】羽尾一郎・国土交通省物流審議官　業界の事業展開を支援

　物流業は市場規模24兆円で旅客の約2.4倍、日本のGDPの5％を占め、169万人もの労働就業者を抱えているなど、わが国にとって重要な産業であり、また、国民生活や経済活動を支えるインフラとして大きな役割を果たしている。 　一方で、人口減、メーカー生産拠点の海外移転などにより、将来的な国内の輸送・保管需要の減少が見込まれている。加えて、コスト削減や品質向上、安全面や環境面での対策、災害対応力の強化...