2017年1月27日
【物流セキュリティーの行方(83)】国際ロジスティクス・アドバイザー 平田義章 日本企業の国際競争力(4)―日本の通関制度(2)
引き続き、わが国の通関制度について解説する。問題の骨幹は保税搬入原則であり、この原則が変わらない限り輸出入物流のさらなるリードタイムの短縮は難しい。
再度、保税搬入原則とは何か。まず、輸出については、米欧各国とも貨物を税関が管轄する保税地域へ搬入しない限り申告を受理しないというルールはない。貨物がどこに置かれていても申告でき、許可を受けることができる。
わが国では、AEO貨物であれば自社...
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