郵船ロジスティクス　ワクチン輸送準備、GDP29カ国・地域へ　欧州の医薬品知見生かし

　世界製薬大手のワクチンの緊急輸送を経て、日本でも接種が始まった。ワクチン輸送は各国政府がコンサイニー（荷受け人）となり、製薬会社が物流業者を指定するケースが多いとみられる。政府の接種計画に基づいて供給スケジュールが定められ、短期間に大量の物量を運ばねばならず、社会的な注目も高いために平時とは異なる緊張感の中でのオペレーションとなる。さらに、輸送計画のフォーキャストを受けた後も、さまざまな理由から...