【連載】航空輸出マーケット概況＜上＞　FWD、スペース確保に二の足　夏枯れなく運賃高止まり

■積極的スペース確保も需要一転 　今年3月頃までFWDは積極的な購買を進めることができた。日本発の航空輸出混載重量（JAFA統計）は昨年5月に月間5万トンを割る低水準となったが、秋以降に急速に需要が回復。さらに11月頃から海上輸送の混乱による“船落ち”貨物が増加して需給が急速に締まった。そこに今年2月には通常海上輸送される自動車セットメーカーの生産部品が航空輸送にシフトしたことで、さらに物量が...