関税局・輸入事後調査
EC急増で申告漏れ増加懸念
対象者8割で誤り

　eコマース貨物（EC）の急増に伴う輸入貨物の申告漏れの増加が懸念されている。財務省関税局がこのほど発表した「2020事務年度（20年7月～21年6月）の関税等の申告にかかる輸入事後調査の結果」によると、715者の輸入者のうち約8割の600者で課税価格の申告漏れなどがあった。EC関連では、中国の輸出者から日本のECサイトで販売予定の商品の通関手続きなどを請け負った輸入者が、課税価格を誤った事案があ...