アジア―中東航路、需給タイトに　足元消席率「ほぼ100％」　１～５月、西航荷動き14％減

　アジア―中東航路の需給が急速に引き締まっている。１～５月の西航荷動きは前年同期比14％減と引き続き低調に推移しているものの、航路収支の急速な悪化に対応した配船各社が５月ごろからサービス合理化を加速。供給スペースが大幅に間引かれたことで、「足元の消席率は100％に近い水準で推移している」（船社関係者）もよう。需給のタイト感を背景に、２月が底だったアジア出し運賃は徐々に値上げが進行。一方、日本出し運...