1. ニュース

海運

  • twitter
  • facebook
  • LINE

2011年3月8日

アジア発欧州向け 運賃水準に下落圧力 消席率90%台後半も 大量竣工控え「需給緩和」観測

 旧正月後のアジア発欧州向け荷動きが堅調ではあるものの、運賃水準には下落圧力がかかっている。例年、中国の旧正月明けは1カ月弱のスラックシーズンが続くが、今年は旧正月(2月3日)明け後の消席率が80%台、その翌週からは90%半ばを超える水準になっている。荷動き自体は好調な半面、今年前半には多数の大型船の竣工が見込まれることから、「需給が緩むのでは」という心理的要素が4月以降の契約更改交渉に圧力をかけ...