日中航路　７月　輸出回復鮮明に　震災後初のプラス成長へ

　日中航路の輸出荷動きの回復傾向が鮮明になっている。日本発中国向けの出荷は３月の東日本大震災を機に減速したが、一時激減したＣＫＤ輸出の再開や物量の多い古紙が増勢に転じたことなどにより、４月以降は月を追うごとにマイナス幅を縮小。７月の輸出は、震災後初めて前年同月比でプラスに転じる見通しだ。特殊コンテナで輸送されるプロジェクト関連貨物の需要も引き続き旺盛で、今後の輸出荷動きを下支えしそう。こうした状況...