【海賊対策でインタビュー】（下）　ウェザーニューズＶＰ海賊対策センター　中村　陽氏 情報、航海最適化に不可欠

　――海賊発生海域は広大だが、構築を進めているネットワーク型監視システムに、何隻くらい参加すれば精度の高い情報が得られるか。 　中村　多ければ多いほどよい。ただし、航路筋の情報を得られればよいので、インド洋全てをカバーする必要はないだろう。協力してくれる船舶にはＡＩＳ（船舶自動識別装置）のような機器を搭載し、危険海域を航行する際にレーダーを稼働させてもらう。 　――参加するには既存の搭載装...