マースクＣＯＯ　「信頼性向上」へ舵を　定航業界の財務悪化に警鐘

　マースクラインのモーテン・エンゲルストウトＣＯＯは18日、「定航業界の未来」と題し「ＳＥＡ　ＪＡＰＡＮ　2012」の国際会議で講演した。業界全体の財務状況に関し、過去７年平均の売上高ＥＢＩＴ（金利・税引前利益）率が２％と低水準にある点や、投資が営業キャッシュフローを大幅に上回っている点を指摘。その上で「現状は定航業界全体で株主価値を破壊していると言っても過言でない。改善策を業界全体で真剣に考える...