2012年4月19日
【四海茫々(2)】郵船の往復ビンタ
日本郵船の有吉義弥さんは新米記者にとって雲の上の人だった。記者会見やパーティー会場で仰ぎ見る存在であり、ふだんは傍に近づくこともできない。それが“坊や”をやらされたおかげで昼食をご馳走になり、小話まで披露していただいた(前回参照)。僥倖(ぎょうこう)だった。
記者は有吉さんとの直接の出会いに感激し、そのことをあちこちで吹聴していた。また、知ったふうな顔で「郵船はいい経営者に恵まれた」みたいな...
新規会員登録の方はこちら
- ・新規会員登録はこちらからお進みください。
- ・フリートライアルの申込みもこちらから。