2012年5月17日
【四海茫々(7)】力わざ
日本郵船と航空事業の因縁は深い。戦前からである。郵船は1938(昭和13)年に設立された国策航空会社、『大日本航空』の主要株主であり、同社の初代会長には当時の郵船社長、大谷登氏が就任している。客船を主力事業の一つとする郵船と定期航空路を営む大日本航空は相互補完的な関係にあった。
敗戦と同時に大日本航空は解散を命じられ、ここで郵船は航空事業との関係を断たれるが、この後、航空事業が郵船の経営に...
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