【インタビュー】商船三井社長　武藤光一氏（下）　グローバル人材の確保課題

■タンカー強化 ――自然災害などに翻弄された自動車船部門は今期、業績が改善する見通しだ。この部門の課題は何か。 　武藤　効率的な船回しが課題だ。どういう航路設定をするのか。積み出し港は日本、韓国だけでなく、タイ、インド、メキシコ、ブラジル、南アフリカなど多極化しているので、いろいろなルートの荷物をどう組み合わせて効率よく船を回していくかが重要になる。 ――ドライバルク部門は厳しい状況だ...