【取材メモ】国土交通省港湾局・山縣宣彦港湾局長

　国土交通省港湾局は東日本大震災で被害を受けた港湾の復旧・復興に当たり、岸壁については２年、防波堤は５年で完全復旧させる方針を掲げている。山縣宣彦港湾局長は復旧作業が前進した最近の事例として、大船渡港の状況を説明。「大船渡の湾口防波堤の復旧工事では、水域が閉ざされることによる湾内の水質悪化を懸念する声が地元にあり、時間をかけて議論した。この結果、防波堤の内部に管を通す特殊な工法を使うことで地元と合...