2013年8月8日
【四海茫々】(61)水族館で賑わい創出
大阪港の紋章づくりに注がれた熱意は尋常一様のものではなかった。まず紋章の意匠に託して大阪港の権威、伝統、未来を格調高く描き出そうとした。同時に市職員の見識を広め士気も高揚させたいと考えた。それもこれも「港の賑(にぎ)わい創出」を意図してのことであろう。
港の賑わいづくりは大阪遷都の仁徳天皇時代に刷り込まれ、以来、港都・大阪の不易の行動規範になっていた。しかし1970年代半ばに押し寄せた物流...
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