2014年3月20日
【四海茫々】(88)NY航路再開そして欧州へ
敗戦直後の日本海運というものを記者は知らない。聞きかじりの知識が多少あるだけだ。当時の海運人は茫然自失の態であったに違いないと勝手に想像していた。ところが熊野修一氏に話を聞き、陳腐な思い込みを恥じることになった。
氏によると、日本海運は戦争開始時で630万総トンぐらいの船隊を擁していた。それが終戦時は130万総トンしかなかった。しかも劣悪な戦時標準船が大部分を占めていて、本当の遠洋航海に耐え...
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