2014年5月8日
【四海茫々(94)】縁は異なもの
朝鮮動乱(1950~53年)に続くスエズ動乱(56~57年)の勃発で世界の海運市況は高騰した。が、58(昭和33)年に入ると反動も加わって市況は急落した。運賃水準はピーク時の5分の1以下にまで落ち込んだという。戦後十数年の短い期間に日本海運は天国と地獄の両極を経験したことになる。
政府は日本海運の経営危機回避と国際競争力の強化を図るため、海運集約を主導し64(昭和39)年には日本郵船、大阪商...
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