2015年7月2日
【四海茫々】(145)世界市場へ
1985(昭和60)年、米国西岸タコマ港はコンテナリゼーションの春を迎えた。シーランドとマースクの寄港が始まり、コンテナ港として巣立ったもの。その後もタコマの港勢拡大が続き、同港は太平洋トレードのビッグバンを象徴する存在となった。
80年代半ばというのは日米貿易摩擦が険悪化の様相を見せた時期である。当時、日本の自動車産業は米国ビッグ3の経営基盤を揺るがし、日本の半導体・家電産業も圧倒的競争力...
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