【四海茫々】（158）儒家と道家

　髙橋宏氏は1963（昭和38）年7月から4年間、ニューヨーク支店に勤務した。うち最後の6カ月間はアメリカン・エキスポート・イスブランセン・ラインズ（AEIL、本社：ニューヨーク）への出向研修になった。コンテナリゼーションを学ぶための研修であり、日本では俗に「黒船研修」といわれた。厳密に言うと、出向先はAEILグループのコンテナマリーン社だった。 　そのコンテナマリーン社は日本郵船ニューヨーク支...