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海運

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2016年1月26日

【四海茫々】(179)両生類

 日本郵船の首脳、定航陣が悩んだ路線問題の一つとして「キャリアーかフォワーダーか」がある。  事の発端は菊地庄次郎氏にさかのぼる。氏は社長、会長時代を通じて常に物流を統べる事業者の行方について思いを巡らしていた。欧州には200~300年の歴史や世界全域網羅のネットワークを誇る有力フォワーダーが存在し、第2次大戦後までフォワーダー優位の状況が歴然としていた。が、コンテナリゼーションが世界を覆うよう...