2016年7月19日
【四海茫々(199)】力行如何
世の中はままならぬことが多い。平安時代に君臨した白河法皇(1053~1129年)は“天下三不如意”を口にした。意の如くならざるものとして「賀茂川の水、双六(すごろく)の賽、山法師」の三つを挙げたもの。が、三不如意なら「まだしも」というべきで、中国・唐時代の648年、太宗の命により編さんされた『晋書』の羊祜傳には「天下不如意、恒十居七八」の記述がある。不如意はいつも十に七八はある、というわけだ。
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