2016年9月27日
【四海茫々(204)】兵は拙速を尊ぶ
「和は実に物を生じ、同はすなわち継がず」という。中国古典の『国語』にある言葉で調和は万物を生み出すが、同調では生産が続かないと言っている。『論語』にも「和して同ぜず」があり、古言の一つとして今に伝わる。
和は尊ぶに値する人々のありさまというべきだが、川崎汽船にはそれを追究する要件が整っていた。ちょっと逆説的な言い方になるが、団体行動にはおよそ向かない特立独行型(本連載200回参照)の社員が多...
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