2017年3月30日
【四海茫々(235)】力戦奮闘の人
大阪商船三井船舶の相浦紀一郎氏は敵を多くつくらない、むしろ利害対立者をも味方に引き込む徳望の士であったが、営業活動では闘志旺盛、力戦の人であった。
営業に注ぐ意欲は社長職を退いてからも盛んだった。会長時代の「矢作丸」商談にそれがうかがえる。
相浦さんは、海運激動の時代の幕開けともいえる1984(昭和59)年、社長に就任し、89(平成元)年、会長に退いた。つまり商船三井にあっては昭和最後の...
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