2017年4月18日
【四海茫々(239)】辞令を拒否
1989(平成元)年6月、大阪商船三井船舶は転法輪奏副社長の社長昇格を正式決定した。前任の相浦紀一郎氏は昭和最後かつ平成劈頭の社長を務め、会長に退いた。
竹下内閣の官房長官だった小渕敬三氏は、平成について『史記』の「内平らかに外成る」と『書経』の「地平らかに天成る」に由来すると説明した。新元号にふさわしく、この年の日本はさしたる事件もなく、まずまず穏やかに推移した。しかし、世界のそこかしこで...
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