2017年5月30日
【四海茫々(243)】変哲もないただの箱
記者は在来型貨物船をほとんど知らない。外見を遠望したことはあるが、船内に入ったことがない。話はよく聞かされた。皆さん在来定期航路サービスの醍醐味を縷々語り、物懐かしげな風情だった。が、今は在来型貨物船を知る海運人の存在そのものが稀少という状況になっている。船も人も「歳々年々同じからず」である。
在来型貨物船のどこがおもしろかったのか。それは多種多様な積み荷に起因している。重厚長大と軽薄短小の...
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