2017年8月29日
【四海茫々(248)】疾風に勁草
「海運同盟は極東-北米航路で崩壊し、次に欧州-北米航路が崩れ、今は極東-欧州航路が危なくなっている。いわば世界3大銀座通りに相当する定期航路の同盟が全部潰れるか潰れかけるという危機的状況にある」。こう語ったのは転法輪奏氏である。弊社主催の座談会に出席した1990(平成2)年の年明けの発言。氏は前年6月、大阪商船三井船舶の社長に就任したばかりだった。
新社長はふつう「おいしい話」を口にしがちだ...
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