2018年5月29日
【四海茫々(274)】石油危機で暗転
「わが国船舶金融の貸付残高は日本開発銀行の7000億円をはじめとして総額でおよそ5兆円に達する。うち2兆5000億円から3兆円つまり半分以上が不良債権もしくは不良債権になる恐れが大と指摘されている。船舶金融はまさしく危うい」
こう語ったのは旧日本興業銀行の関係者。取材メモに1986(昭和61)年12月の日付が残っている。
さかのぼると、85(昭和60)年8月、三光汽船が5200億円の負債...
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